軽度低体温 28~32℃ 酸素消費量 50%
中等度低体温 25℃前後 酸素消費量 25%
超低体温 20℃以下 酸素消費量 10%
□血液ガス測定
・アルファスタット(一般的)
低体温の患者から採血した動脈血中のpHを測定し、温度補正せずにそのまま使用
pHを7.4に近づけるためPaCO2を下げるように過換気状態にして調整するため脱血量は減少する
低体温時には中性のpHは高い方にシフトする
・pHスタット
pH測定値を温度補正して使用する
PaCO2高値、呼吸性アシドーシスのため
→肺動脈血流量減少、肺血流増加
□影響
・凝固能低下
線溶系の亢進のため凝固は低下
・血液粘度が上昇
どろどろになる。循環悪くなるから希釈を行う
・安全限界が広まる
組織の酸素需要が低下するため、血液流量をいつもより少なくできる
・混合静脈血酸素飽和度の増加
組織で消費される酸素が減少するので、上昇する
・血糖値増加
インスリン分泌低下による
・酸素解離曲線の左方移動