要点

吸光光度法
試料溶液に光を当てて、その光が試料を通過する際の対象となる物質による光の吸収(吸光度)を測定することにより、その物質の濃度を定量的に分析する方法である。実際に、均質な媒質を通過する際の光の強度の減少は、ランベルト・ベールの法則によって定式化されている。

 

問題

吸光光度法を用いるのはどれか。
a 分光光度計
b 屈折計
c 蛍光光度計
d 炎光光度計
e 原子吸光光度計
1.ab 2.ae 3.bc 4cd 5.de






a 正しい。分光高度計は単色光を単色光を作り出してこれを試料に照射し、透過した光の量を測定して、波長における吸光度を求める。
b 誤り。光に対する物質の屈折率を測定する機器。
c 誤り。分子に光を照射すると樋廽rの吸収したのちそのエネルギーを光として放出する。この光のスペクトルと強度を測定することで試料の性質と濃度を調べることができる。
d 誤り。試料中の金属元素をガス燃焼のフレームにより加熱で発光させ、その発光光度から物質の定性、定量する。
e 正しい。吸光光度法と原理的には同じ。
正解2







吸光光度計で用いられるのはどれか。
1 インピーダンス法
2 Joule-Thomson効果
3 Lambert-Beerの法則
4 アンペロメトリック法
5 ポテンショメトリック法







1 誤り。インピーダンス法は体脂肪測定に用いられる。
2 誤り。圧縮気体を解放したときに温度が下がる減少
3 正しい。物質による光の吸収を定式化したもの
4 誤り。電気化学検出法。酸化還元による微小電流の変化をとらえて特定の物質を分析する場合などに用いられる。
5 誤り。pHの測定などに使用される電極の原理。
正解3



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